2008年2月17日 協働のチカラ「働く障害者―知的障害者のチャレンジ」
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これまでの放送内容
ご意見箱
服部美貴 服部美貴
「こんにちは。
今、大阪府だけではなく、全国的に知的障害者への就労支援が
大きな課題となっています。
今日は、大阪府で知的障害者への就労支援を行っている、
ある取り組みを紹介します。」
グラフ 平成18年度に全国で就職を希望した知的障害者の中で、
実際に就職できた人の割合は53%。

この数字は、少しずつ増えてはいるものの、いまだ厳しい現状を表しています。
服部
「このため大阪府では、府政のあらゆる分野を福祉の視点から総点検し、
施策の創意工夫や改善を行うことにより、障害者などの雇用・就労機会を創出し、
自立を支援する行政の福祉化を進めています。
特に雇用状況の厳しい知的障害者等の雇用・就労を清掃訓練を通じて支援する、
大阪知的障害者雇用促進建物サービス事業協同組合「エルチャレンジ」に、
大阪府本庁舎やビッグバンなどの府有施設を訓練の場として提供するといった
就労支援を行っています。」
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杉原さん 熱心な表情で清掃作業を行う杉原さん。
杉原さんは現在、就職をめざし、
就労訓練を受けています。

こうして本格的な清掃作業の研修を受けた支援スタッフがサポートしながら、働く意欲や清掃技術、生活に必要なマナーやスキルを1年間の就労訓練を通じて身に付けていきます。
訓練のようす
就職に向って掃除をがんばりたいと思います。 服部
「これからの目標は何ですか?」
杉原さん
「就職に向かって、掃除をがんばりたいと思います。」
上野さん エルチャレンジ スタッフ 上野さん
「やはり、仕事の大切さを学び、お給料をいただいて自信につながっていく、
経済的にも気持ち的にも自立につながっていくことが就労に結びつく
大きな一歩じゃないでしょうか。
就職するということは社会に出るということですので、その準備のため、
私の方からも厳しいことも要求しています。
それが社会に出たときに困らないための準備だと思っています。」

こうした訓練を経て、これまでに200人を超える
訓練生が民間企業への就職に結びつきました。

そして、ここ済生会吹田病院では現在、
2人の知的障害者が清掃作業の仕事に就いています。
池細さんは、1年ほど前にこの病院に就職しました。
池細さん
服部
「お仕事されてみていかがですか?」
池細さん
「結構やりがいがあって楽しいと思います。」
服部
「今、どういったお仕事をされてるんですか?」
池細さん
「ナースステーションの掃除と、リネンの回収です。毎回やっていて結構汚れていますけど、僕が掃除したら、きれいになります。」
やりがいがあって楽しいと思います。
服部
「池細さんが、ここに来られたときと、かわったところはありますか?」
済生会吹田病院 片岡さん
「すごく前向きになられて、いろいろ努力していただいて、私たち、すごくたすかってるんです。ありがたいと思っています。」
服部
「池細さんのこれからの目標は何ですか?」
池細さん
「退院の片付けの時のシーツ交換をがんばりたいと思います。」
池細さんと片岡さん
服部
「障害者自立支援法が施行され、障害者の自立に向けた就労支援が
ますます重要となっています。
大阪府のような官民一体となった取り組みが、全国の自治体へ、
そして、多くの民間企業へと広がり、一人でも多くの知的障害者の自立や
生きがいを実現できる――そんな社会になればいいですね。」
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