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大阪、此花区。仕事へ向かう、一人の男性。
中野政男さん。64歳。 |
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中野さんが、ここで仕事をするようになったのは、以前 勤めていた会社を定年退職してからのこと。
昭和40年、中野さんは化学メーカーに入社。
定年退職を迎えるまで、化学畑を歩み続けた。 |
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中野さん 「勉強しておくことが、 新しい仕事に就くチャンスにも つながっていくように思います。 日々勉強、一生勉強。」 |
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「まだまだ社会の役に立ち続けなければ。」 そう感じた中野さん。
定年後、中小企業を支援するNPOに参加。
現在はこの会社で、自らの経験・ノウハウを活かし、サポートを行う立場で現役を続けている。 |
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中野さん 「現役時代にやってたことばかりですので、やりがいがある。えぇ。」
社長 「中野さんみたいな人っていうのは 非常に始めからある程度レベルが高くて、 何か教えなくても何でもやれますし…」 |
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中野さんのように、シニアが中小企業を支援するという グループが増えてきている。
その背景にあるのが、団塊の世代の定年退職。
今、日本は大きな時代の転換期を迎えている。 |
中野さん 「悠々自適の生活もいいんですけども、 そのままで終わってしまうんじゃなくて、 自分自身も勉強していって、 皆さんに使っていただくとことが、 幸せといいますかね…」 |
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そんな時代を見据え、中野さんが参加する ある大きなプロジェクトがある。
中野さん 「失礼しまーす。」 |
「産業支援スーパー現役創出プロジェクト」。
これまでは中野さんの所属するNPOなどが独自に、 人材不足や経営ノウハウ等の課題を抱える中小企業と、 技術やノウハウを持つシニアを結びつける活動を行ってきた。 |
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それが今回、 府内8つのNPOと大阪府の協働で、 より幅広いネットワークで、 より多くの中小企業とシニアのマッチングを行う 「大阪府産業支援シニア活動センター」を オープンすることになった。 |
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この日は、その最終調整に向けた会議。
メンバーもみんな60歳を超えている。
まさに、スーパー現役の面々。 |
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支援センター事務局長 井上さん 「企業OBの方に、今まで企業の中で長年培ってきた経験や知識、 それを埋もれさせることなく社会に役立ててもらいたい。 と同時に、それで中小企業の方が喜んでもらえる、 そういう、仕組みを完成させていきたい…」 |
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そして、5月30日。
中野さんたちの支援センターが ついに活動をスタート。
中野さん 「ここが、 シニアの生活を変えていく場になればと、 がんばってやっていきたいと思います。」 |
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「全ての人が能力を発揮できる社会にしたい」
中野さんの新たな現役生活は、 今、スタートしたばかり― |
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